カーボンホイールが欲しいけど高い!そんな方におススメのリム交換をご提案させて頂きました。
もとのホイールはジャイアントの完成車についていたホイールです。
リム交換ならとっても簡単なことで、ハブとリムのデータからスポーク長を計算してカットすればよいのですが、ここで問題が。
ハブボディがストレートプルスポーク仕様だったのです。ストレートスポークは、普通のスポークとは違い首が曲がっていません。首が曲がっていない分、首折れの心配などが減り、構造としては優秀だと思われます。が、困ったことにいつもどおりのスポーク長計算が通用しません。
今回は21㎜ハイトのアルミリムから、50㎜のカーボンリム、しかもニップルがリムの外に出ないインターナル仕様です。
図で書くとこんな感じです。ややこしい!
ちなみに、普通の首ありスポーク仕様のハブを図で表すとこうなります。黒い穴をスポークが通るのですが、交差の数などを換算しても割りと簡単にスポーク長の計算が出来ます。
しかし、
今回のハブを横から見るとこんな感じです。土台の横からストレートスポークが通過し、ペアのスポークと交差する仕組みです。見るからにややこしい!何かいい手は無いかと考えた結果
良い手がなかなか見つかりませんでした。
どないもこないもどうしよう状態に陥ったのですが、ここで発想の転換を図ることにしました。
あまり詳しくは書けませんが(飯のタネ)、ハブをどうこうするよりも、交換するリムに目を向けてみようと、その結果。
無事にスポーク長ばっちりで組むことができました。インターナル仕様のリムなので、スポークに切るネジ山にも工夫をしています。
なかなか手強いカスタムだったのですが、その分新しい発見にもつながったので良かったです。
ちなみに、動画をアップしておきました。こちら
ホイールの触れをチェックした動画です。
ご興味ある方はどうぞご覧ください