少し前のお話ですが、お客様からKUOTA KEBELのオーバーホールのご依頼をお受けしました。
ご自身が買われた最初のバイクで、思い出のある、とても大切な相棒さんです。
カーボン調のテープを剥がすと、そこには大きな穴がありました。オーバーホールのついでに、こちらの修理もご依頼されました。おまかせください!
補強と形成をさくっと!リアエンドをグイグイつかむと、以前よりも剛性が増した気がします。
どのバイクもそうですが、オーバーホールで一番気を使うのがワイヤーの取り回しです。その中でもこのDEDAのハンドルは一番困難な作業となりました。67アルテグラとの相性がとても悪い気がしました。ネットで調べると、カンパのレバーの着いた画像がたくさん出ていたので、カンパ用かな?と思うほどでした。何度も付け直してしっくりくる位置を見つけることが出来ました。これからはここで合わせましょう!
ワイヤーの取り回しが悪いとレバーの引きが重くなったり、握り始めに変な遊び(スカスカでキャリパーが反応しない状態)が出たりと、操作がすこぶる悪くなるのでものすごいストレスになります。
このバイクはこれでバッチリOKでしょう!何度も試乗しましたが、とても良くなりました。
納車後、お客様より「今までと全然ちがう!」とおっしゃって頂き、メカニックとしてはとてもうれしいお言葉を頂きました
お客様の宝物をしっかり修復できてよかったです。
これからもよろしくお願いいたします