TNI AL22 クリンチャーリム,パワータップハブで組まれたホイールの組み直し依頼を受けました。
もとのホイールですが、一見何の変哲もございません。
ところがどっこい、聞く話によると乗った瞬間にスポークが飛んでホイールが振れまくったそうです。何が悪いのか見てみると…
スポークのねじ山がバラバラ、ノーマルとディープのニップルが混在。スポークメーカーはフリー側、反フリー側でメーカーがバラバラ。ちなみに組み方は32Hの3クロス、イタリアンです。
さらに、スポーク長が
フリー側:282㎜ 16本
反フリー側:285㎜ 8本 286㎜ 8本
???!!!!
きっとあれだ、スポークテンションをフリー側に近づけるための何かしらのアイディアだ!(絶対違う)
ささっとスポーク長を計算しなおし、在庫でない分はカットしてねじ切り。今回は勇くんにいろいろ教えるために一緒に作業しました。勉強になったかな。
無事に完成!
師匠オガワさんにチェックを入れてもらい納品予定です
命にかかわるホイールなので、ちゃんとした「自転車屋さん」で組むことが大事ですね。
話は変わって、関西学院大学大学院時代にお世話になった師匠、和田充夫先生が本を出版されました!
実は私、大学院時代に商学を専攻し、マーケティング研究に明け暮れていたのです。研究対象は親父が経営する自転車屋さん。和田先生の理論を追っかけて、かめやを研究。とっても楽しくて、そのまま就職してしまいました。先生のこの本を読んで、しっかりと勉強させていただきます パーソン消費だ!!