とてつもなく忙しい日々、誠にありがとうございます。常時2,3人体制ですが、夏になってからというもの、お待ちいただくことが多々ございます。一生懸命作業をしておりますのでご理解のほど何卒宜しくお願い致します。
そんな中、タイレルPK-Zの点検・整備を行いました。
一年半ほど前に完成したこのミニベロ。タイヤやバーテープ、チェーンなどの消耗品がそろそろだったので、一気に交換する運びとなりました。
まずはタイヤをどーん!!約6000キロの走行です。「タイヤの寿命は?」ときかれることが多々あります。今回のタイヤはトレッドのはがれや、カーカスが切れている箇所がありました。このままだと、「タイヤが原因でパンクやバーストの恐れがある」ということで、交換をご提案しました。
タイヤによって基準は違いますし、乗る方の体格、頻度、良く使う路面環境でも変わってくるので、答えはこれです!はありません。なので、ここでは「不安なかたはぜひお店に来てください♪」というご提案をしたいと思います
つづいて・・・
バーテープをどーん!!良く乗っている証拠ですね!ブラケット近くは擦れてぼろぼろ、下ハンは伸びてゆるゆるになっていました。言わずもがな交換必須です。バーテープに関しては、寿命というよりは気分転換のために変える方もいるぐらいです。見た目も大きく変わるし、変えたいときに変えましょう!
チェーンの寿命はというと、チェーンチェッカーなる便利な工具があります。それまで普通に乗れてるよ!というチェーンも、実は新品に換えてみると「こんなに変速パチパチ決まってたっけ!?」となるものです。伸びすぎたチェーンは歯とびを起こしたり、切れたりと、出先で困るトラブルの原因になります。メーカー推奨の交換時期をぜひぜひ守りたいところです。
なんだかんだで点検完了!バタバタしすぎて納車が遅くなりました。もうしわけありませんでした
お次はこちら!
ブレーキワイヤーのアジャスターが斜めになっています。原因は、ブレーキアウターが長すぎるためです。問題はあるかといわれたら全くありません。ブレーキレバーを握ればブレーキは効きます。ただし、斜めになったアジャスターとインナーワイヤーが干渉するため、若干抵抗が発生します。
ためしにフレーム側のアウターキャップを外してみました。穴がゆがんでいるのがお分かりでしょうか。アウターが突っ張った結果、インナーワイヤーが干渉して起こったと考えられます。削れたどうかまでは考えませんでしたが、「アウターキャップの穴がゆがんだ」ことは事実なので、交換です。
勇君と、あーでもないこーでもないをして決まったのがこの長さです。え!短くない??と思われがちですが、「短すぎて発生する問題」が見受けられなかったのでOKです。アウターキャップに関しては、少し加工をしときました。隙間が無くなったメリットは大きいです。
この一手間で、驚きの軽さを実現いたしました。左右の抵抗の差は、ほとんど感じられません。
ブレーキの引きの軽さに関しては、若干こだわっているかめやでした