前回紹介したTUFO チューブラークリンチャーですが、本日また2本ほど交換いたしました。
そこでふと思ったのが、手組みホイールにありがちな「空気圧によってスポークテンションが落ちる現象」が起きないのではないかということです。
そこで、①クリンチャータイヤをはめた状態、②タイヤをはめていない状態、③チューブラークリンチャーをはめた状態、の三つのスポークテンションを計測したところ・・・
「チューブラークリンチャーでは、スポークテンションが落ちない」ことがわかりました!
理屈は簡単で、 チューブラークリンチャータイヤとリムの接地面が「ビードしかない」からです。クリンチャータイヤでは、チューブがリム全体に接地しているため空気圧をかけるとリム全体に負荷が掛かるのですが、ビードしか接地していないチューブラークリンチャーはリム全体にかかる負荷が少ないからです。
これはすごい。とてもすごいことです。スポークテンションが振れ取り台のときと同じであるメリットは非常に大きいです。
さらに、試乗をさせてもらったのですが、乗り心地も抜群でした。漕ぎ出しの軽さ、転がりのよさ、滑らかな感触。どれをとっても違いがはっきりとわかります。
タイヤの違いを「わかるような~わからないような~」なんて方はぜひ一度お試しを。自分が使っているホイールを変えずに、チューブラーが味わえるなんて楽しさ倍増です