2016年モデルの新商品が続々入荷しきました(お客様の注文分ですが)。一部ご紹介♪
まずは、EASTON R90SL リムです。
ついに、EASTONからリムが単体で発売になりました。完組ホイールのEA90SLと同様のリムです。精度はもちろん、ジョイント部の細かな仕上げや作りなどを見ると、リムはEASTONが良いと思っていました。プライベートバイクではEASTON EA90SLXを使用しています。
ワイドリム、チューブレスレディ仕様です。しっかりとした走りもでき、お好みでチューブレスにも変わります。手組みのリムとしては、かなり優秀です。
エコーハブも捨てがたいくらい良いものですが、ハブにこだわりのある方、ホール数や組み方にこだわりのある方はEASTONのリムをおススメいたします。ハブやスポークの仕様次第では低予算でも十分良いホイールが組めますので、ぜひご相談ください。
お次は、ELITEから新発売されたEROICA bottleです。クラシックデザインのアルミボトルです。キャップはコルクで出来ており、そのかもし出す雰囲気はクロモリビンテージにしっくりくるデザインとなっています。普段の水筒代わりにもよさそうですね!かなりおしゃれなアイテムですよ♪
他店でオーバーホールに出した自転車の調子が悪い、という修理のご依頼がきました。
ホイールを回してびっくり。フリーボディからゴワゴワと大きな音が鳴りました。
あけてもびっくりサビだらけでした。二枚目のウエスにこびりついた汚れは、ベアリングに付着したグリスと、錆びて削れた玉押しなどのカスです。シャフトもサビていました。
フリーのベアリングで黒く錆びたものがあります。これは、フリーボディの一番外側にあったものですが、普通に使用していてもここまでひどくなるものではありません(写真ではわかりづらいですが、表面がぼろぼろでした)。おそらく脱脂してはいけない箇所を脱脂したと考えられます。これでは、全く使い物にならないので交換が必要と判断しましたが、shimanoに問い合わせると生産終了とのことでした。
フリーボディの仕様は製品によってばらばらです。古くなれば廃盤でなくなります。長く使いたいのであれば現行品が存在するうちに予備をストックしておくことをおススメします。
そんなこんなで修理するしかないのですが、なかなか手強い作業です。
ここで重要なのは、規格が違うフリーボディはいったいどの箇所で違いがあるのか、です。
今回の場合、フリーボディの外側の仕様でした。上の比較写真でハブに取り付ける側(写真でいうと下側)の形が微妙に違うのがおわかり頂けると思います。今回のホイールのフリーボディは左側、右側は店に転がっていたshimano製のハブから取ったものです。当然、右のフリーはハブの形状に合いませんでした。
というようなことや、そのほかいろいろなことを考慮して、削って削って削りまくった結果(指も削ってしまいました笑)。
直りました。若干、ゴワゴワ音は残りましたが、乗っていても聞こえない程度且つ、ベアリングに引っかかりも無く、良く回るようになりました。
最近、オーバーホールのご依頼が増えてきました。しっかりとした専門知識で良い仕事が出来るよう、努めてまいります。